からだとこころ

こんにちは。
作業療法士の玉井くみこです。

みなさん、最近調子はどうですか?

そう聞かれてどのように答えますか?

今私がそのように聞かれたら
「ぼちぼちいい感じです。」と答えます。
とても曖昧な答え方ですが、
からだの調子がよく物事がうまく進んでいい日もあれば
落ち込んでいたり腰が痛くて動きが鈍い日もあります。
行ったり来たりです。
それができるのは軸があるからだと思います。
この軸って何なのでしょうか?

人は顔も声も体つきも違います。
考え方も感じ方も違います。
ですが、
人間が赤ちゃんから子どもへ
子どもからおとなへ発達していく段階には
ある程度順番があります。
これが人間の土台です。
この土台
からだの土台、こころの土台、
それらはいつ、どのように
作られていくのでしょうか?

おぎゃあと産まれたその瞬間から
土台作りが始まります。
赤ちゃんは発達の階段を一段一段
ゆっくりと登っていきます。
階段を登るスピードは様々です。
急いで登るとせっかくの土台が崩れやすく
不安定になることもあります。
ゆっくりじっくり
赤ちゃんの子どものスピードに合わせて
進むことが大切です。

そして今、私たちのからだとこころは
その土台の上に成り立っています。
前述のように
調子がいい時もあればそうでない時もあります。
からだもこころも日々動いています。
土台があるからこそ動きがあります。
その動きを観察し考察していくと
その人がよりよい方へ向かうための
道筋がみえてきます。


土台から軸へ


cocoonでのインクルーシブ保育では
『子どもを真っ白なところから理解していく』ために、
からだとこころの土台の成り立ちを
スタッフが共有しています。
職種が違い学んできたことも経験も違いますが
同じ目を持っています。
知らないことを学ぶと関わり方が変わります。
活かすことができます。
赤ちゃんや子どものまわりにいるおとなが
その知識を持っていると
赤ちゃんも子どももよりよい方へ向かいます。

みなさん一緒に土台作りを学びませんか。