第4回 Peer Sense 親向け学習会 Proprioceptive Sense



みなさま、こんにちは。
発達支援アドバイザーの茂木厚子です。


第4回目のPeer Senseは
力の加減の感覚「固有覚」について
お話しさせていただきました。

ご参加者のみなさま
ありがとうございました。


つい、力が入りすぎて物が壊れてしまう、
強く握りすぎてサンドイッチの中身が
バラバラに出てしまう、
折り紙や工作など手先の運動が
うまくいかない、

乱暴だと勘違いされてしまう子どもたちがいます。

じっくり、ゆっくり、そっとが苦手で
やりすぎてしまう子どもたちは、
よく注意され、「困った子」などと
レッテルを貼られてしまうこともあります。


本当は、力加減をコントロールする
感覚を発達させるためには、
全身の力をたくさん使う
ダイナミックな遊びが必要です。

取っ組み合いや、チャンバラごっこ、
たたかいごっこ、忍者ごっこ、
木登り、飛び降り、パンチやキック
ソファでジャンプにまくらなげ!


しかし、
今の子どもたちは、そのような遊びを
十分にしているでしょうか?

ほとんどの大人は、
子どもたちのダイナミックな遊びを
「危ない危ない」と言って
注意してしまいます。
ぎゅうーっと握って自分の身体をささえて
ターザンごっこ!
公園には木ノ実がいっぱい
こんな遊びで、力加減の感覚がつかめるね!
重たいものを引っ張って歩く!
手足を置くところを考えながら
しっかり踏ん張って木のぼり!
思い切り石を投げる!どのタイミングで手に握っている石を放てばより遠くにとぶかな〜?

加減のコイントロールがうまくいかず
文字が曲がってしまったり、
枠や行からはみ出たり、
力が入りすぎてしまったり・・・


上手に書けないこともありますが、
そんな時、
「ちゃんときれいに書いて」
「もっとていねい書いて」

きれいにかけるまで、
マスからはみ出なくなるまで
なんども練習させたり

そんなことを繰り返すことで
子どもたちは、
自分はだめなのかな・・・

と感じてしまいます。
やる気も意欲も興味も薄れてしまうでしょう。

練習、努力、やる気の問題ではなく
手先の力加減の感覚がうまくつかめていない
だけだとしたら、、、

手先の感覚を育ててあげることが先です。



大人が
子どもの未発達の部分を見極めずして
困っている子どもをサポートすることは
難しいでしょう。





様々な動きや力加減を体験できる
たのしい遊びの中で加減の感覚は
育っていくのです。

さあ、もっといっぱい外で遊ぼうよ!



Let’s play !

Sense of Nature !

Written by Kids Sense / Peer Sense / Atsuko Mogi