Thank You ! 夏の特別企画! 2020年9月7日 発達支援カテゴリー: グッズ・教具、合理的配慮、発達と感覚. こんにちは。発達支援アドバイザーの茂木厚子です。 9月5日、夏の特別企画、木工ワークショップと講座のイベント楽しく、笑顔いっぱいの有意義な時間となりましたこと心から感謝いたします。 ご参加いただいた皆様、応援してくださっている地域の皆様、ありがとうございました。 木工ワークショップで自分だけのスクーターボードを完成させて、お家に持ち帰った子どもたち。今頃、お家で楽しんでいるかな? 今回のイベントの講師は、「かまやん」こと、鎌上さん。森遊クラブ(日本冒険遊び場・プレーワーカー)のかまやんは日頃から、子どもたちに木工作のたのしさを伝えるプロのクラフトインストラクターです。この日、子どもたちは、本物に触れ、つくるよろこび、工具の魅力、木の温かさ、無いところから何かをクリエイトするワクワク感を思う存分、実感したにちがいありません。 思い切り自分のペースでものづくりができるように、定規も工具もひとり一つづつ、準備も万端です。 Wow !! It’s so exciting !!生まれて初めて触ったインパクトにのこぎり!ワクワクが止まりません!さすが子どもたち。「本物」の工具には「本物」の意気込みを見せてくれます。 真剣な眼差しで向き合う子どもたち。いつもの何倍も集中力を発揮して、いつもの何倍も注意して挑んでいます。その真剣な姿に、私たち大人もびっくりです。大人が無理にやらせなくても、子どもが興味を持って取り込めば、こんなに簡単に集中するのですね。すごいなあ、子どもって。 「ノコギリで木の端っこを切った」・・・たったそれだけのことでも子どもたちにとって、この体験は宝物です。きっと今日のワクワク感は「子どものころの記憶」のどこかに保存されるでしょう。 自分だけのスクーターボードに思いを込めて一生懸命にやすりをかけました。ざらざら感から〜べすべ感になるまで自分の触覚を通して体験しながら丁寧に、丁寧にまるみを作り出し、優しくスムーズな手触りに。最後は、環境に優しい無添加の木工用自然塗料キヌカを塗って仕上げました。ものづくりの魅力を十分に味わった貴重な体験となりましたね。 木工ワークショップの後は、「子どもはどうやって発達していくの?」子どもの行動理解について保護者さま向け講座を開催いたしました。この日、子どもたちが作ったスクーターボードのように、バランスを取る遊びはなぜ子どもの発達に欠かせないのか?子どもの発達とバランス感覚との関係をお話しさせていただきました。「バランスをとる感覚」は様々な習得スキルと関係していて、皆さんが思っているよりもずっと重要な役割を担っているのですが、この感覚が育つまでには長い時間がかかります。落ち着かない子ども、じっとしていられない子どもたちを「多動性障害」と呼ばないで欲しいな、と私は思っています。子どもの未発達部分の感覚が育つまで大人はじっと待っていて欲しいのです。 講座にご参加された保護者の皆さま、地域で応援してくださっている皆さま、ともに学び合う時間をありがとうございました。今回は、発達を学ぶ勉強会だけでなく、地域の大人が未来を生きる子どもたちのために何ができるか?子どもたちがより生きやすい学校や地域社会となるよう発信していくことの大切さを共感できたこと、心より感謝いたします。Many Thanks to Zenpukuji Community !!Written by Kids Sense / Atsuko Mogi