みんなの手

こんにちは。作業療法士の玉井くみこです。

以前のブログで仕事の振り返りとして

私はみんなの手元ばかりをみているなぁーと反省したばかりですが

懲りずに

今回はみんなの手の未来について語りたいと思います。

Instagramでアップした写真の数々、見ていただけましたでしょうか?!

こども達はcocoonに居ても、公園に行っても

絶えず何かを探しています。感じています。

目で探して、手で探して、耳で探して、鼻で探して。

上記の4つの中で一番これから成長するものが

手であると考えます。

手の感覚、触覚は

何かに触れて触れられて育つ感覚です。

写真の中の手のように、

実を摘み、木の幹をほじり、落ち葉を掴み、

爪を利用して、指先で丸め、手掌で包み、

生き物を優しく運び、

粘土を押して伸ばして道具を使って、最後に捏ねて折りたたむ。

すべて自分で選んだ行動です。

この瞬間に必要だったのです。

今必要だったこの経験が将来の何につながるのか。

例えば、

・床に落ちた物を拾い上げるときに摘む

・シールを剥がす

・鉛筆を掴む・握る

・本のページをめくる

・ズボンを履く時に下着だけをズボンの中に入れる

・お盆を持って運ぶ

生活の色々な場面で必要になる動作の土台となります。

こども達のすることに意味のないこと=無駄は一つもないと思っています。

みんなで温かく見守って、

無限の可能性を持つこども達を育てていきましょう!!

この写真、何をしているようにみなさんは想像しますか??

私は鍵を開けているのかなぁと思いました。

こども達、大人のことをよくみていますよ。