作業療法士ってどんな人?

こんにちは。
作業療法士の玉井くみこです。

今までに作業療法士と出会ったことがある方はどれぐらいいらっしゃるでしょうか?
家族が怪我や病気で入院しリハビリを受けることになると、
多くの場合、理学療法士と作業療法士が担当することになります。
高齢者施設で体操指導をしている人というイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

作業療法士の仕事内容、例えば・・・
足の手術をしたあと今まで通り自宅のお風呂に入ることができなくなった、
さあどうしよう??
リハビリ室にある平行棒を使いお風呂に入る練習をする。
ご家族に自宅のお風呂の寸歩を測ってきてもらい、
できる限りその寸法に近づけ、
どこに腰をかけどちらの足から浴槽に入り、、、。
ご家族にも立ち会っていただき練習を重ねました。


脳の病気をしたあと手足を思うように動かすことができなくなった、
さあどうしよう??
今できることが何かを見つけ、これから回復する機能を予測し引き出す。
着替えをする時はこの順番、
食事をする時はこのような姿勢とセッティング、
トイレではここの手すりを持った状態でズボンをおろす。
なるべくやりやすい方法を見つけ、ご家族の意見や思いを聞き、
自宅で生活する準備をしました。


寝たきりの方、ご家族より何かできることはないか??と。
ベッドサイドでできる足の運動を一緒に考える。
本人もご家族も無理なく続けられるために、
この姿勢でこのように足を動かしましょう。
お天気のいい日には車椅子に乗りご家族と一緒に散歩に行きました。


怪我や病気をしたご本人、ご家族と一緒によりよい方法を見つけることが
作業療法士の仕事です。


このような経験をしてきた私が
cocoonで行うインクルーシブ保育とは・・・。
子どもを真っ白なところから理解していく。
子どもがやりたい作業=子どもにとって意味のある活動を
見つける、
(環境を)整える、
(持っている才能を)引き出す。


子どもも大人も関わる人が元気になる仕組みを作りたいと思っています。