絵本と親しむ

こんにちは。作業療法士の玉井くみこです。

今日は絵本について綴ります。

一つ目は、”そうだったそうだった”、というお話です。

とある現場で、先輩セラピストの前で子どもに絵本を読んでいた時、

『この子はもう絵本をめくって楽しむことは卒業し、

1ページをじっくり見られるように読む工夫をしようよ。』

そうでした。

作業療法士として対象者と関わるとき、

目の前の人が今どの段階なのかを評価し、それをもとに作業療法を提供する。

初心を思い出すありがたい出来事でした。

二つ目は、おはなし会の先輩からいただいたアドバイス、目から鱗のお話です。

長年、読み聞かせの活動をしている先輩方の練習を聞かせていただく機会がありました。

圧巻です。

絵本の中に引き込まれる、絵本に魅了される、

という感覚を初めて味わいました。

読む速さ、文章を区切る箇所、ページのめくり方、間の取り方…。

全てが勉強になりました。

私も先輩方の前で読み聞かせの練習をしました。

緊張し読んでいる最中もふわふわした感覚、

ただただ字を読み進めました。

読み終わったあと、アドバイスをいただきました。

『ここで区切ると読みやすいよ、

この絵はじっくり見せたいからここで少し間をいれるといいよ、

どんな風に読めばいいか迷ってもそれでいいよ、

詩は案外あっさり読めばいいよ、…』

などなど。

本番までの時間、できる限りの練習をして子ども達の前で読み聞かせをしました。

緊張しました。

ですが、子ども達が真剣に絵本を聞いている姿をみると、やってよかったな、と。

まだまだこれからです。

三つめはcocoonの絵本についてのお話です。

「これよんで~。」と絵本を持ってきてくれる子ども達。

自分で選んだ絵本を持ってきてくれます。

私のお膝を、”どうぞ♡”とすると座ってくれます。

読み終わると、「もういっかいよんで~。」

もう一度読みます。

自分で選んだ絵本、

もう一度聞きたい、

そこを大切にしています。

私は物事を矢印の方向で捉えることが多いです。

おとな→絵本→子ども

子ども→絵本→おとな

子どもから湧き出る湧き出すエネルギーをここで受け止めたいと思います。