第7回目 Peer Sense 学習会 ことばとコミュニケーション 2021年1月25日 発達支援カテゴリー: 発達と感覚、親支援. Happy New Year !! 2021 もたくさんの子どもたちの笑顔が見られますように。みなさん、こんにちは。発達支援アドアイザーの茂木です。新しい一年の始まりです。早速、第7回目の親向け学習会「言葉の発達とコミュニケーション」を開催させていただきました。毎回、満席となり大変うれしく感謝しております。ご参加くださったみなさん寒い中、ありがとうございました。言語発達というと、「言葉をうまく話すことができないとコミュニケーションがうまくとれない」と言う印象があるかと思います。しかし!「音声の言語」よりも音声のないコミュニケーションも大事なスキルです。音声のない言葉やコミュニケーションなんてある?と思うかもしれませんが、聞こえない言語もあるのです。それを「ノンバーバルコミュニケーション」と言ったりします。まだ、ことばを上手に話せない子どもたちでも、よく見ると、遊びの中でコミュニケーションが行き来していること、ありますね。 「うちの子、言葉が出てこない」と心配になってしまうお父さん、お母さんいらっしゃると思います。でも言葉が出ることよりもコミュニケーションが取れることが生きる上ではとても重要なのではないでしょうか。では、コミュニケーションとは何でしょうか?双方のやりとりです。つまりキャッチボールのようなものです。そのやりとりに「ことば」は必ずしも必要ではない、ということです。目で、耳で、手で、肌で、全身で、表現すること・感じ取ることできるのですよね。楽しいやりとりの中で相互作用の中でコニュニケーションって楽しいな、と感じ取ってもらうことが先なのです。コミュニケーションは言語発達の始まり、社会性発達のはじまりと言われています。まずは、言葉のない楽しいやりとりからはじめてみませんか。 「言語・コミュニケーションスキル」というと、どうしても巧みに話す能力や、文字、書字能力などに注目しがちです。そこはまだまだ、土台ができてから、後から発達していきます。どんな子どもたちでも、いえ大人も含め、だれでも自分の心のなかに「ことば」をもっています。たとえそれが、音声として表出されなくても。「内言」をもっているのです。どうか、子どもが持っている「内にあることば」に耳を傾けてみてください。 Non Verbal CommunicationIt takes two to talk / Speech TherapyWritten by Kids Sense / Peer Sense Atsuko Mogi