子どもから学ぶ「発達」 2020年10月5日 発達支援カテゴリー: 発達と感覚、発達支援その他. みなさん こんにちは。発達支援アドバイザーの茂木厚子です。もう すっかり秋ですね!秋といえば、落ち葉がたくさん降ってきて落ち葉を集めてお山をつくってその中に思い切り飛び込むのが 子どもたち! 子どもたちが日々、こんな遊びを通して様々な感覚を体験し発達していくことは、常々、お話させていただいていますが、こんな遊びができる場や機会が今どんどん減ってきていますね。 子どもたちの すること なすことよーく見ていると、生物学的な発達理論や進化の過程の仕組みに基づいた動きばかりをしています。理にかなっているなぁと、気づかされます。私たちは日々、子どもたちから多くのことを学ばせていただいています。特に「発達」については、「子どもを見ずしては、なんら学べない」と言っても過言ではありません。特に乳児期、赤ちゃんは自ら育つすべを本能的に知っています。誰も教えなくてもおっぱいのを飲み、ものを口に入れたり舐めたり噛んだりしてお口の中の神経系機能を育て食べる準備ができたら食べ物に手を伸ばし、ハイハイをし、つかまり立ちをし、大人の真似をして、歩き、言葉を獲得し、たくさん遊びながらものごとを習得しひとつひとつ生きるのに必要なスキルを自ら身につけていきます。すごい原始的な能力ですよね。 子どもたちは・・・どうしてお水を求めるの?どうしてどろんこが好きなの?どうして長い棒が好きなの?どうして石を集めてくるの?どうして何度もブランコにのるの?どうして高い高い〜ぐるぐる〜が楽しいの?どうしてなんでも触るの?どうしてお口で感じたいの?どうして泣くの?どうして、ママにくっつきたいの?その全ての答えを子どもたちが教えてくれています。見せてくれています。大人が「見るか、見ないか、見ようとするのかどうか」なのかな・・・そう感じたりしています。 Cocoon Parents Square 善福寺の家 おうち保育ここでは、子どもたちが思い切り自分のしてみたいことができるような環境を整えています。「やってみたい」が可能な環境は子どもたちが生き生きと子どもらしくその能力を発揮します。認められ、共感され、大事にされ、守られ自尊心や自己肯定感が大きく育まれていくのですから。ここでは、「学びの宝庫」となるような様々な自由な遊びと、心地のよいおうち空間を大切に保育をしています。Listening and Learning from a child written by Kids Sense / Atsuko Mogi